できないKJ

言語聴覚士(療育)

注意が向きにくい

私の家では次のような息子とのやりとりが、もうしょっちゅうある

 

私「おもちゃ片付けなさい」

子はテレビをみている。

私「(息子の名前を連呼し)、おもちゃ片付けなさい」

子はテレビをみている。

私「返事は??」

子「は~い('ω')ノ」

(10分後)

私「片付いてなーい<(`^´)>。何回も言わせないで!!と強い口調になる。

子「えっ!?」

私「片付けなさいって言ってるでしょ!!」

子は慌てて片付け始める

 

はい、ポイントはアンダーラインのところですねぇ。療育現場で仕事中の(わりと)落ち着いた私が見たら「いえ、あなたは一回も言っていません(-_-)/」とつっこみを入れちゃうと思います。つくづく自分の子には冷静になれないものですね(;_:)

たとえ何回叫んでいたとしても、テレビに熱中している息子に横から入れた情報は入っていないのです。そして、息子は素直だから、返事しなさいと言われれば「はい」と返事をしてしまう(笑)

 

こんな光景はあちこちの家庭で見られることなんじゃないかなぁ(>_<)。一手間入れるだけで指示がぐっと入るようになるんだけどね(;^_^A。自分への反省もこめて載せておきます。

 

私「(息子の名前を呼んで)、見て!!

子は私の方を見る。

私「聞いて。おもちゃを片付けてね」

子「はい」

 

そう。一回こちらに注目したのを確認してから話すのが重要なんだよね(^_-)-☆。注意が向きにくい子に話をしっかり伝えたいときは、使ってみてはいかがでしょう。

 

 

 

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自分の町がドラマに!!

毎週欠かさずに見ている日曜劇場【VIVANT】。

www.tbs.co.jp

このハラハラドキドキの物語の中で私の住む松江市が映された( *´艸`)。嬉しすぎるぅ

物語の重要なカギを握る島根県の県庁所在地として登場

見て見て!阿部寛が歩いているぞ。

撮影があったというのは職場でも話題になっていたから知っていたけど、実際に目にするとめっちゃテンションあがるな~

 

そうそう、このドラマの主役は堺雅人演じる乃木憂助なのだが、これが普段はさえない会社員で見るからにできない男なんだけど(-ω-)/。回を重ねるごとに、実はめっちゃできる男だということが分かってきたぞ。

初回でそのできなさっぷりに強く共感していたKJも、今では驚くほど遠い存在になってしまった乃木憂助を仰ぎ見ているのだ。

 

次回が気になる~。また松江市映らないかなぁ(p_-)

 

 

 

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知的好奇心に応える散歩

 

質問の嵐吹き乱れる

最近、

「なんで?」を遠慮なしにぶつけてくる息子。これは第二質問期という。

dekinaikj.hatenablog.com

「これ何?」の質問を次々と出してくる娘。これは第一質問期という。

dekinaikj.hatenablog.com

家では、とにもかくにも質問の嵐(;´Д`)。しかも、大人の常識の範囲を超えた質問も飛び交い…答えられない父親は「わかったら教えて~」と開き直っている始末である(;_;。

 

未知の虫・草花を調べるツール

外に出れば、道の虫・草花があふれている。こどもがそこに興味を持った時に、すぐに調べられるツールがあればなぁとドラえもんにすがるような思いを持っていた。そんな夢みたいな道具、もしくはアプリあるはず…

 

妻「あるよ~('ω')ノ」

私「!!。どうせ高いんでしょ?」

妻「タダだよ。Googleで画像検索するだけだから」

 

私が知らないだけで、もう便利なものがあったのか!!

 

Googleレンズの使い方

【やり方】

①このアプリをスマホに入れる。

Google アプリ

Google アプリ

  • Google LLC
  • ユーティリティ
  • 無料

apps.apple.com

②知らない虫や植物をスマホで撮影する。

③アプリを開き検索欄の端にあるGoogleレンズのマークを押す。

④調べたい画像を選ぶ。

 

すごい!!こういうの待ってたの( ;∀;)。もう時代はここまで来てたのね。

 

スマホを持って娘と散歩

後日、娘を連れて散歩に

娘「これは~??」

私「何だろうね(^^♪ぱぱぱぱっぱぱーん。Googleレンズ~(パシャ)」

検索…似た写真が出て来た。あっ!これと同じだ(p_-)

mirusiru.jp

私「イ・ヌ・ビ・ワ。食べられないんだって~。食べるのだ~め」

娘「あむあむ。め?」

私「そうそう(^_-)-☆」

 

文明の進歩!こういうの本当に嬉しいな。朝ドラの槙野 万太郎(モチーフ牧野富太郎)の時代にはあんなに頑張って、主に洋書を読み解きながら、何という植物かを調べていたというのに(;_:)

あぁありがたや~ありがたや~

 

※検索の精度は正確ではないので、出て来た画像が目の前の虫や植物と同じものかどうかは自身で判断する必要があります。

 

 

 

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定型発達って何?

 

定型発達とは

こどもの発達には大概の場合順序があり、階段を上るように一つずつ課題をクリアしていく。※「成長」とは物理的な身体の大きさの伸びのこと(身長・体重など)。「発達」とは精神、あるいは身体的な機能の伸びのことを指す。

これらのこどもの発達については、社会の多くの人がおおよそその時期にクリアしているという目安がある。例えば、生後12カ月ごろに初語・初歩を迎えるというのが一般的だ。これがあまりに有名なので、ここを過ぎると多くの保護者がそわそわし始める。私もそわそわしたことがあり、その経験を以前掲載した↓↓dekinaikj.hatenablog.com

このように、(発達を妨げる障害がなく)一般的なペースで進む発達の仕方を定型発達と呼ぶ。

 

「定型発達」の概念は必要か?

私はこのように世間の保護者を不安にさせる「定型発達」という概念が、そもそも必要なのかと疑問に思ったことがある。結論からすると…やっぱり基準は広く知っておいてもらった方が良いというのが今の見解(-ω-)/。大きな理由は以下の通り。

①保護者・保育者が働きかけを変える転機となるから

②相談機関に足を運ぶ目安となるから(これはもっというと発達障害の早期発見につながる)

③こどもが現在どの段階にいるのかを判断でき、よりよい支援に繋げることができるから

 

保護者がそわそわするというデメリットを越えるメリットが「定型発達」という概念の中にあると思う。不安をそのままにしておくのは良くないが、不安があると健診などの機会に専門家に尋ねることにも繋がる。(そして、頼って来た保護者に安心を与えるのが専門家の役目の一つでもあると思うんだ(^^ゞ)

 

KJの体験談

体験談になるが、私の娘は6カ月を過ぎても腰が据わらず、座位をとれなかった。不安になるとともに、それが日々の関わりを振り返るきっかけになった。(そういえば、寝かせておくと大人しくしているし、こちらも楽だからそういう時間が多いかも。まだ、フラフラだけど、1日の中で見守って座らせる時間を持った方が良いかもしれない)など。その反省の甲斐もあって8~9カ月頃に安定した座位がとれるようになった('ω')ノ

 

(まとめ)こどもが発達するには

「発達」と言う言葉には「成長」と同じように、「こども自身が勝手に伸びていく」という印象が含まれてしまっているように思う。だけど、誤解を恐れずに言えば「発達」は伸びようとする力と(保護者・保育者を含む)環境との相互作用が成せるわざで、関与する大人の役割を軽視してはいけないのだ。※ただ私たちが、これを強く言いすぎると発達障害を持つこどもの保護者を追い詰めてしまいかねないから、慎重になっているのも事実。環境は非常に重要。だけど、同じ環境でもこどもの性格や能力によって、こどもの状態は様々となる。

 

 

 

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こどもは楽しむことの天才

 

大学時代に使えなかったグッズ

大学生の頃の話。3・4回生ともなると、様々な場面で場を仕切ることが多くなった。当然、飲み会のセッティングも担当することが多く、若かった私はその飲み会を愉しい場にするために色々と奔走したものだ(;'∀')。

その時代に買ったものが、部屋の整理をしていると出て来た↓↓

ポーズお題カード

ダイソーのオンラインショップで検索しても出てこないから、もう廃版かもしれない。それもそうだな(-_-)/あ/~思いだして来た

あれは大学4回生の時、自分が中心になっている行事の打ち上げを計画していた。

何とか盛り上げて、楽しい気持ちで終ってもらいたいと思い、手を伸ばした商品だった。

買って帰った後、なんか面白くなる気がしなくて友だちを呼んで、ためしに二人でやってみた(∩´∀`)∩(´▽`)…

 

面白くなっ(=_=)(=_=)!!

 

そのくだらなさに、二人で笑い合って却下。結局、その友だちと二人で漫才(テレビの売れっ子漫才の丸パクリ)の練習して当日披露することにしたんだっけ

 

こどもとの遊びでは使えた!

いやぁ、結局使わなかったけど楽しい思い出だなぁ。と浸ってそのまま置いていたのだ…そして、後日

娘がこのカードを広げて遊んでいた。

おっ(@_@)!やってみっか!

 

(娘はカードをめくる)

私:このポーズだねぇ(と、そのポーズをとる)。

娘:(じっと私を見る)

私:はい、このポーズやってみて!

すると娘は…マネっこしてくれた。そして次のカードを持ってきて私に見せる

私:はい、(ポーズをとって見せて)やってみてぇ。そうそう上手上手(^o^)丿

娘は笑いながら次々とポーズを決めていった。もちろん、完成度は低いが雰囲気は掴んでる感じで見てる方も面白い。

そうこうしているうちに、兄の方も興味を示して↓↓

3人で面白がってポーズをとった(笑)

妹の方は身体図式(下記に関連記事)がまだかな

dekinaikj.hatenablog.com

兄の方がポーズはうまいが、観察が足りないなぁ

とかそれぞれの発達段階も知れて、私も愉しかった。

ホントこどもって楽しむ天才ね(^^♪

 

 

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笑えない失敗

足を踏まれる

担当するこどもたちの中でも最重量級のA君がふいに私の足を踏んだ。しかも怪我の完治していない左足の小指を狙ったかのように、踏んだのだ

思わず声がでた。んぐふ

よりによって君が…

しかし、心のどこかでちょっと嬉しくもあった。

言っておくが、ドMではない(-ω-)/

 

怪我のいきさつ

怪我をしたのはある日の午後。その時、利用児の歯ブラシとコップを置く机が設置し忘れられていることに気付いた(^^ゞ。

皆さん、覚えておいてください。できる男は黙ってささっとフォローするもの

ここがチャンスと言わんばかりに、担当のこどもを制止して、ササっと動くKJ((((oノ´3`)ノ

机を持ってきて、ちゃっちゃと設置しようとした手が滑り

机の脚が左足の小指側に墜落。

うっと悶絶。

めちゃくちゃ痛い。

やばい骨いったかもな(;_;

あぁそうか。こういう時は逆にゆっくり落ち着いて動くのができる男なのかぁ、と反省した。そして、落ちたのが自分の足でよかったと心の底から思って、冷や汗がでたよ(;'∀')

 

A君がしてくれたこと

この話、失敗談として全然笑えない。だって、ほんとにしゃれにならないただのヒヤリハットなんだもん。こんな失敗する人にこども預けたくないでしょ(-_-;)。だから、いつもは失敗大歓迎でブログに載せるんだけど、今回はブログでもとりあげず、ただ普通に反省していたところなの。

そこをA君が踏んだ。いやっ踏んでくれた。

痛いけど、これでちょっと面白くなる(^^)

 

 

 

 

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乗り越えられない壁

 

しずかちゃんとパパ

今季のドラマで地味~に毎週愉しみにしているのが「しずかちゃんとパパ」だ👇

www.nhk.jpt

簡単に言うと、鶴瓶が演じる聾者(耳の聞こえない)の父と、吉岡里帆が演じる健聴者の娘の二人家族を取り巻くホームドラマ。このドラマは流石NHK。聾者の親と健聴者の子ってこんな問題を抱えるんだなぁって、毎週多くの気付きをもらっている。しっかり取材してるんだろうなぁ(p_-)

 

パパ、自転車の壁にぶつかる

私の住む地域では、8/8(火)に第三話が放送された。父(鶴瓶)はカメラマンを本業としているのだが、第三話ではバスの路線の廃止に伴って、移動手段に自転車の練習をする姿が描かれる。娘(吉岡)は父のまっすぐな姿を応援して練習に付き合うが、おばさん(戸田恵子)から三半規管に障害のある彼に自転車は無理だと言われてしまう。父の障害のことを詳しく知らなかった娘はショックを受ける。

ここで登場するのが、町の再開発を目指す企業の社員(中島裕翔)だ。彼は他人の感情を読み取るのが苦手でややASD自閉症スペクトラム障害)の特性を持った青年として描かれている。この青年が吉岡に生きづらさを克服するヒントを与えてくれる。

 

娘(吉岡):今回はほんとわかんなくて、どうしたらいいか。もっと励まして一緒に練習したら、パパは自転車に乗れるようになるかもしれない。だけど、思っちゃうんですよね。もしそれでパパが自転車で事故にあったりでもしたら、私絶対後悔するって。

青年(中島)は軽くうなずく

(中略)

娘:悔しい。乗り越えられない壁ってあるんだなぁって

青年:乗り越える…壁をですか?

娘:あっはい

青年:それは建築物の外壁、もしくは内部を間仕切る内壁ではなく、いわゆる塀のことですか?

娘:あ―ですね…ごめんなさい。

青年:いえ、壁と言う言葉には広義に塀も含まれますから。

娘:はぁ

青年:壁は乗り越えてはいけません。

娘:えっ!?

青年:必要だからそこにあるんです。道を歩いていて壁に突き当たったときに、乗り越えようとしている人を僕は見たことありません。

娘:私もないです。

青年:乗り越えるのはおそらく…泥棒と忍者くらいです。

娘:泥棒と忍者…

青年:そういうときは、引き返して別の道を探すものかと

娘:確かに

 

こんな淡々としたやりとり。よくドラマにしたな( `ー´)ノって突っ込みたくなるほど、盛り上がらないシーンだが。

 

たまらなく好きだーーーー

 

そして二人の会話は発展していき…

娘:なんか全然頑張ってないような…

青年:目的は頑張ることではなくて、壁の向こうにあるどうしても行きたい場所へいく事ですよね?

娘:(目を見開いて)なるほど。

青年:塀を含む壁の役割は守る事ですから、何かを何かから大切に守っているんです。壁は。だから、簡単に乗り越えようとするべきではないと僕は思います。

 

そして、娘は補助輪とラジカセ(音を出して周りの人に気付いてもらうもの)付きの自転車を父に送る

 

療育現場に置き換えて

私たち療育・教育の関係者も、障害を克服するためにこども自身の努力を求めてしまいがち。それが悪い事だとは思わないけど、その壁の難しさは関わる大人が判断してあげる必要があるし、避けて通る快適な道を模索してあげることが必要な場合もあるんだよね。

 

ドラマのあらすじ話すだけで、私の発信したいメッセージになってしまう。なんて便利なドラマなの~('ω')ノ

 

 

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