普通って何?
我ながら、よくありそうなタイトルだなぁ(=_=)。ネーミングセンスゼロねぇ。いやっ、内容もよくある感じだから見事なタイトルとも言えるか(笑)
とある日の食卓の準備場面
(私は家族のご飯をお茶碗に盛っている。こどもたちはご飯の量をこちらで調節すればだいたいは食べてくれるので、適当に盛る。妻のご飯の量は、尋ねないと分からない)
私:(妻に向かって)ご飯の量どれくらいにする~?
妻:普通で!
私:は~い(^^ゞ
…とは答えたものの、普通ってどれくらいなんだろう??ってKJはフリーズしてしまうのだった。
普通って何?
妻が言う「普通」はおそらく、いつも通りという意味だろう。そうなの、問題なのはここ。私は普段、あまり妻のご飯を盛らない(-_-;)どちらかと言えば盛ってもらっている。そして、よく観察せずにボーっと日々を過ごしているので、妻にとっての普通の量と言われると迷宮入りとなる。
しかし夫としてのプライドがあり、「普通ってどれくらい?」ときくのには抵抗があったりする、ややこしい生きものなの(;_;
「普通」が難しい
この出来事は、考えてみれば自閉症スペクトラム障害のように社会性の発達に遅れがある方の抱える問題に似ている。
彼らはボーっと生きているのでもないし、プライドによって聞けないわけではないけど、「普通」とか「いつも通り」とか、自分以外のものさしを前提に話されると、見当をつけることができず、理解が難しくなっちゃうんだな。
じゃぁどう言えば良い?
では、どう伝えれば伝わりやすいか。そうやって考えていく事が、発達障害の支援にも役立っていくはず。例えば、「お茶碗すりきれ一杯」と言えば、意味さえ通じればどの人が聞いても同じくらいの量になる☆。しかし、これでは「すりきれ」が分からない発達段階の人には伝わらない。「(しゃもじで)1回だけ入れて」と言えば、フリーズはしなくて済むかもしれない☆☆。でも、しゃもじ1回のご飯の量は人によって違ってくるよなぁ(゚Д゚;)。「(何か目印をつけておいて)ここまで入れて」と指を差して伝えれば、より分かりやすいかなぁ☆☆☆。
なんて、それぞれの理解のレベルに合わせて、障害を持った子が自分の力でできるようになるヒントを探していくの。これが足場かけということかなぁ
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