できないKJ

言語聴覚士(療育)

噓つきは成長の始まり

 

娘とのやりとり

2歳になったばかりの娘が壁にブロックをぶつけて音を立てているドン・ドン

私は大げさに驚いたふりをして「何の音かな?」と聞く

娘「うふふ」嬉しそうに笑っている。

私「○○(娘の名前)がやったの?」と知らない体で尋ねる

娘は笑いながら得意げにうなずく

 

娘は私が教えてといえば、包み隠さず教えてくれる(^^)/

 

長男とのやりとり

次は年長の長男の話。

ある日、朝食を終えた長男は自分でさっと歯磨きを済ませていた

私は知らないふりをして「歯を磨きなさい。まだでしょ?」と尋ねる

長男「まだだよ。もう終わったと思う?」と笑いをこらえて逆に質問してきた(゚∀゚)

私「まだしてないに決まってるでしょ」と演技を続ける

長男「まだ磨いてないから、競争しよっか」と嬉しそうに提案する

私「じゃぁよーい、ドン!」と急ぐふりをする

長男「実は終わってました。ぼくの勝ち~」

 

長男は【私が知らない】ということを利用して、驚かせて面白がっている(^-^)

 

嘘をつくのも成長

人が嘘をつけるようになるには、相手が自分と同じ情報を持っていないということを意識する必要がある。あるいは、相手が間違った情報を持っていることを知らなければならない

これは今の自分の心とは違う状態の心について考えられるということだよね(^_-)-☆実は、脳の前頭葉が大きな役割を担っているんだけど…

 

この領域が発達するのは脳の中でも後の方なの(∩´∀`)∩

 

ってことは、嘘がつけるようになってきたこどもは、脳機能の多くが形成されていて、様々なことについて考えられる土台が出来上がってるってことになる!!

 

こどもが嘘をつき始めたら、丁寧に嚙み砕けば様々なことがわかってもらえる段階に入ってきたということをまず喜んじゃいないよ(^_^)v

 

 

 

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