できないKJ

言語聴覚士(療育)

もういい!!それホント?

タイトルは全然違うが、【我が家を訪れる異界のもの】のナンバー2である。その名も「いじけ虫」。

 

 

いじける息子

いつからだろうか。息子が何か具合の悪い事が起きると「もういい!!」といじけてしまうようになってしまったのは(-_-;)例えば…

 

遊んでた玩具を妹にとられて

息子「やめて!!何で触るの!!」

私「もう少し、優しく言いなさい!」ってついつい強めの口調になってしまう(*_*;

すると…

息子「もういい!!そしたら使って良いよ」これは優しさからではない。いじけているのだ。

 

いじけ、どう対処する?

とこんな具合でひどい時は一日に何度も「もういい!!」が出てくる。このまま成長したらいろいろな場面で損をするんじゃないかと妻と話し合い、息子の「もういい!!」が出てきたときはそれが本音じゃないと分かっていても言葉通りの形にしていくことにした。一応念押ししたうえで。

 

息子「もういい!!もう遊ばない」

私「分かった。"もう遊ばない"で良いんだね?本当に片付けるよ」

息子「…」

息子「ほんとはやりたいけど、我慢する」

私「やってもいいのに、いじけて『もういい』って言うと、いじけ虫が楽しい事たべちゃうからね」

息子「やっぱりやる」

 

とまぁわりと効果はあった。

 

いじけ虫(一般的に)

ここでやっと「いじけ虫」の登場だぁ。いじけ虫を調べるとなんか由来はあってこんなのが出て来た↓↓

GOD 考案のキャラクター「いじけ虫」

いじけ虫というキャラクターがあったようだ。由来は「いじけそうな気持を無視して頑張ろう!」ということらしいが、名前の与える印象が現実的にネガティブ過ぎたことで、現在はMars Baby(マーズベイビー)と改名されているw。

 

そう(p_-)、私たち一家はそんな製作者の努力も知らず、この名前によって独り歩きしたネガティブな印象だけで判断し、悪いキャラクターとして使ってしまっているのだ。だって、この記事書くまで名前だけしか知らなかったんだもん。

 

いじけ虫、(我が家では)

話を戻すと、我が家でのいじけ虫の設定は

いじけているとやってきて、これから起こるはずだった楽しい事や嬉しい事を食べてしまう虫

である。

 

いじける背景

こどもがいじけるとき、その背景には

①感情のコントロールの弱さ

強く溢れてしまった感情を無理やり抑制しようとするために起こる。

これに関しては関連記事がこちらに↓

dekinaikj.hatenablog.com

 

②かまってほしいという気持ち

いじけたらこどもにとって都合のいいように大人が対処してくれる場合、それが学習となって、いじけることが多くなるかもしれない。

 

③自己効力感の低さ

どうせやっても無理だとこどもが本当に感じている状態である。他にも、相手を変えることは難しいと理解している場合もこれに近いかもしれない。

 

④言いたいことが言えない

本当はやってほしいことや言いたいことがあっても、相手に伝えることができないと、ひねくれた態度になってしまう。

 

など原因は様々だろう。私の息子の場合、いじけが起こる文脈的にも、本人の性格的にも①が大きく当てはまる。②③もないわけではないけど

 

いつまでも来るでしょう

いつか我が家にいじけ虫が来なくなる日がくるだろうか。それはちょっと自信がない(;_;。えっ?いやいや息子はそのうち克服してくれるんじゃないかなぁと思ってるさ。問題は一番強いいじけ虫が来るKJの方なの(´Д⊂ヽ

 

付記

こどもの心が前向きになれない要因の一つに睡眠の問題がある。これは、また整理して伝えたいと思う。

 

一人でも書くけど、読んでもらえると励みになります↓↓